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| ★ドメーヌ・モンティーユ Domaine MONTILLE |
Cote de Beaune ★Volnay |
| 石灰からくるミネラル多くエレガントで長命なVolnay 粘土質多くどっしりとパワーのあるPommard ![]() Volnay 1er Cru Champans / Volnay 1er Cru Taillepieds / Volnay 1er Cru Mitans / Volnay 1er Cru / Pommard 1er Cru les Rugiens / Pommard 1er Cru les Pezerolles / Pommard 1er Cru les Grands Epenots / Puligny 1er Cru les Caillerets |
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Domaine MONTILLE![]() コート・ド・ボーヌでもっとも優雅なワインを産出するといわれるヴォルネィ村。ド・モンティーユ家は17世紀後半、フランス革命前からこの村に居を構える旧家である。以来領主としてブドウ畑を所有していたが、代々弁護士・裁判官など法律家を輩出してきた一家は、ここ数百年実際にワイン造りに携わったことはなかった。畑を貸し、出来上がったワインはネゴシアンに卸されていた。 ド・モンティーユ家で実際にワインを造り始めたのは先代でもあり、ドメーヌに名前を冠するユベール氏である。47年に17歳で父を亡くしたユベール氏は叔父と共に最初の醸造を経験した。畑の賃貸契約が切れると次々に畑を手元に取り戻し、ディジョンで事務所を開いてからも情熱を持ってワイン造りに取り組んできた。83年よりまだ学生だった息子のエティエンヌ氏が醸造に加わり、90年より氏が一人で醸造している。正式に当主となったのは96年から。 |
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![]() 醸造家のプライベートヒストリー 現当主エティエンヌ氏は平日をパリで過ごし、毎週末と休暇中にワインを造る「ウイークエンド・ヴィニュロン」。代々法曹界で活躍してきたモンティーユ家の伝統にしたがってパリの銀行で弁護士をしている。「パリからTGVで2時間だから大したことない」と毎週末にヴォルネィに帰ってくる。収穫期は毎年1ヶ月の休暇を取り、まだ学生だった83年から1回も醸造を欠かしたことがない。2つの顔を持つといっても、決してワイン造りは副業ではない。「どちらかの職業を選択しなければならないとしたらは迷わずヴィニュロンを選択する」と断言する。父ユベール氏がワイン造りを始めた頃からの自然を尊重する傾向は、エティエンヌ氏の時代になってますます強くなっている。 |
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| Viticole / Vinification/ Elevage栽培、醸造、熟成 viticole 剪定 ギュイヨ・サンプルとコルドン 農薬 97年から完全に無農薬有機 肥料 コンポスト(有機) 摘芽・摘房 基本的に摘芽だけ。樹勢が特に強い株のみ摘房。 ![]() 平均樹齢 30年 vinification 前清澄 24時間 逆浸透膜 セニエ しない 低温浸漬 12〜14℃で4〜5日。 発酵温度・期間 最高温度34℃で合計20日間 ピジャージュ・液循環 最高1日6回 elevage 新樽比率 10〜30% 樽材・焼き具合 トロンセ。ゆっくり焼き 期間 15〜20ヶ月 澱引き 約1年後に1回。 清澄・フィルター 清澄、ろ過はしない |
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Explication早いうちから飲めるワインが主流となりつつある昨今のブルゴーニュの中で、長い熟成に耐える正統派の造り。5年程度でも飲めるが、やはり10年以上、時には20年30年と熟成を経てからその真価を発揮する。 造りは先代の70〜80年代から殆ど変わっていない。その中でも比較的変化が目立つのは栽培である。もともと除草剤は使用したことがなく、鋤き入れで対応してきたというが「高品質のワインは高品質のブドウからしか出来ない。そのためには周囲と調和した生きている土壌が必要だ。土壌は単なる樹を地下で支える物質ではない」として、86年から肥料をコンポストに切り替え、91年に対処農薬栽培採用、97年から有機へとよりナチュラルな栽培へと進化してきた。 剪定はギュイヨとコルドン。摘芽は実施するが摘房は樹勢の強いいくつかの区画を除いて原則として実施しない。収穫量は法定上限量を超えないが、極端な低収量も目指していない。「ブドウの樹には出来るブドウの量というものがある。人為的に極端に減らすのは、植物としてのブドウの樹にとって自然ではない」 収穫果は最高果梗を50%残して除梗し、13〜14℃で4〜5日置く。これは低温浸漬というより、すぐに発酵を始まらせないためである。その後自然に温度が上がり発酵が始まる。34度を最高温度としてトータル20日間かける。発酵容器は昔ながらの開放木製桶。酸化が促進する液循環は行なわず、1日最高6回のピジャージュを実施する。セニエや果汁濃縮、補糖はしない。したがってアルコール度数は低め。 空圧式プレス機にかけたのち、24時間静置してから樽に移す。樽材はトロンセを好み、樽業者に36ヶ月の木材乾燥と時間をかけたローストを依頼している。新樽は10〜30%と控え目。15〜18ヶ月の熟成中、澱引きは翌年の春から初夏にかけてとアッサンブラージュ時に実施する。清澄・ろ過ともしないのがポリシーである。尚、父ユベール氏が自分の携わったワインで最高峰の年と認識するのは19, 21 ,28, 39 ,45, 47 ,61 ,80。次にくるのが34, 37, 59, 64, 67, 69, 71, 78, 85, 88, 96。 |
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Domaine MONTILLEとはアルコール12度台を超えさせることが稀な、古典的ブルゴーニュのお手本のようなワイン。葡萄の自然な凝縮に加えてエレガントな酸を実に大切にしており、特にミネラルの多いヴォルネイでは還元状態の長い超長命なワインを造る。今流行の「早飲みビッグワイン」でなく、時に30年40年と待つべきワイン。 当主エチエンヌ氏はフランス人には珍しく、一語一語ゆっくりと言葉を選ぶ知的な話し振り。82年にアメリカのワイナリー、90年台初頭には銀座8丁目のワインショップでも働いていた広い視野をもつ国際派でもある。彼の他にもブルゴーニュには何人かの「週末ヴィニュロン」がいるが、そういう人にありがちな机上の理論や理想を振り回すこともなく、また道楽というわけでもなく、パリとブルゴーニュが共存する自然さがある。彼との雑談で弁護士業の話が出たときは態度が一変。ネクタイを締めたビジネスマンのようになってしまった。貴族の家系ゆえか物腰はさすがである。 チャールズ・チャップリンとも友人である父ユベール氏は数年前に脳溢血を患ったが、今や至って健康で夫人と共に息子のワイン造りを温かく見守る。彼と昨年78年物を試飲した際には「10年若い」と。地元では彼がFaivley のR・Parker氏に対する訴訟の弁護をして以来、評価が下がってしまったとの噂だそうだ。 |
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